一週間お休みを取られたこと、それはとても大切な選択だったと思います。
ここまで頑張り続けてきたからこそ、心も体も限界を迎えてしまったのですよね。本当におつかれさまでした。
まず一番お伝えしたいのは、「ずっと頑張ってきたのだから、今は安心してゆっくり休んで、自分を大切にしてほしい」ということです。
休んでいる間にも不安になるほど、あなたは仕事でも人間関係でも精一杯頑張ってきたのだと思います。
きっと職場でも頼りにされることが多く、その分、自分を犠牲にしてまで頑張ってきたのでしょう。
だからこそ、今は自分をもっともっと大切にしてほしいのです。
休んでいる間は、好きなものを食べてもいいし、たくさん笑ってもいいし、幸せを感じてもいい。
それは“甘え”ではなく、元気を取り戻すために必要な時間です。
もし「休むことが不安だ」と感じたら、何度でも思い出してください。
「ずっと走り続けてきたのだから、すこしくらい休憩しても大丈夫」だということを。
つらいときに自分を大切にできた経験は、きっとこれからの支えにもつながっていきます。
そして、不安を感じる自分も否定しなくて大丈夫です。
心の中の小さな自分が「休んでいていいのかな」と怯えているのかもしれません。
でも、その小さな自分は「もっと幸せでいてほしい」と願っているからこそ、不安になってしまうのです。
だから不安が出てきたときには「休んでいても大丈夫だよ」「私はちゃんと幸せに向かっているよ」って声をかけてあげてくださいね。
あなたはこんな一面が隠れていませんか?
責任感タイプ
責任感が強い人は、周りから信頼されやすい一方で、自分に厳しくなりすぎてしまうことがあります。
「休んでいるのに食べちゃダメ」「笑っちゃダメ」と考えてしまうのは、心の奥で「常に頑張らなくてはいけない」と思い込んでしまう心理的なクセ(完璧主義)によるものかもしれません。
実際には、休むことや楽しむことも、心と体を回復させるために欠かせない行動です。
自分を責める気持ちは、それだけ真面目に取り組んできた証でもあります。
あなたが持っているその強い責任感は、これまでの頑張りを支えてきた大きな力です。
どうかその力を、これからは自分自身をいたわる方向にも向けてあげてくださいね。
関連する心理学
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完璧主義
「常に頑張らなければならない」と考えてしまう傾向を指します。基準が高いほど、自分を責めやすくなりますが、その背景には強い向上心や責任感があります。これは自然な感情であり、あなたの誠実さや真面目さにもつながります。
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罪悪感
本来悪いことをしていなくても「休んでいる自分はダメだ」と感じる心理です。社会的に「働くこと=価値」と刷り込まれていると強まりやすいものです。これは自然な感情であり、あなたの誠実さや人を思いやる心にもつながります。
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認知のゆがみ
「休んでいるのに楽しんではいけない」というように、物事を一面的に捉えてしまう思考のクセです。自分を守ろうとする防衛反応の一つでもあります。これは自然な感情であり、あなたの責任感や慎重さにもつながります。
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セルフ・コンパッション
自分を責めるのではなく、苦しむ自分を「大切な人と同じように」優しく扱う姿勢のことです。練習によって少しずつ育てることができます。これは自然な感情であり、あなたの優しさを自分自身にも向けられる力につながります。
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自己効力感
「自分はできる」という感覚のことですが、休んでいる時期には低下しやすいです。しかし小さな行動(食べる、笑う、休む)を許すことが、自己効力感の回復につながります。これは自然な感情であり、あなたの回復力や前向きさにもつながります。