本当につらい出来事でしたね。
これまでの日々を思い出すと、胸がぎゅっと苦しくなることもあると思います。
まずは、その痛みをごまかさずに感じてください。
傷ついている自分をどうか責めず、やさしく抱きしめてあげてほしいです。
泣いてもいいし、何もできない日があっても大丈夫。
それは、心が一生懸命整理しようとしている時間です。
ときどきは、お子さんに会えるのでしょうか。
たまにしか会えないのは本当につらいことですが、そのたまにの時間が、きっと特別なものになります。
日常の中で会えない時間が長いからこそ、一緒に過ごせるひとときが、より深く思い出に残るはずです。
毎日そばにいることも素敵だけれど、「限られた時間だからこそ伝わる愛」もあります。
会う時間や、かける言葉のひとつひとつが、お互いの心に深く残っていくはずです。
お子さんを想う気持ちは、離れていてもちゃんと届いています。
そして今はまだ、どんな言葉をかけられても、すぐに気持ちが軽くなるわけではないかもしれません。
無理に前を向こうとしたり、悲しさを押し込めようとしなくて大丈夫です。
少しずつでいいので、心の回復を待ちながら、自分を大切にしてあげる時間をつくってあげてくださいね。
あなたはこんな一面が隠れていませんか?
優しさでつながりを守るタイプ
あなたは人とのつながりをとても大切にする人です。
家族や大切な人の気持ちを敏感に感じ取り、相手の立場に立って考えようとする力があります。
その優しさが強く働くあまり、自分の心を後回しにしてしまうこともあるでしょう。
「離れていても愛したい」「守りたい」という気持ちは、心の深い共感力から生まれるものです。
心理学でいう“共感的配慮”の高い人は、人との関係に深みをもたらす存在です。
あなたの思いやりと愛情は、距離を越えて相手の心に届く強さを持っています。
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愛着理論
親や子どもなど、特定の人との絆を「安全基地」として感じる心理を指します。離れていても安心できる関係は、この愛着の力によって支えられています。これは自然な感情であり、あなたが誰かを深く愛せる証でもあります。
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共感的配慮
相手の気持ちを感じ取って「どうすれば安心できるだろう」と考える心の働きです。人の痛みに寄り添う力が強い人は、優しさを通して他者を支えることができます。あなたのその感受性は、人を温かく包み込む大切な資質です。
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悲嘆反応
大切な存在との別れや距離に直面したとき、心が悲しみを通して回復していく自然な過程です。涙や無気力、罪悪感なども心が癒やしへ向かうサイン。これは弱さではなく、愛が深い人だからこそ生まれる反応です。
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心の回復力
困難な出来事から少しずつ立ち直る力を指します。今はつらくても、少しずつ心は元の形を取り戻していくようにできています。その過程にあるあなた自身も、すでに回復の途中にいます。
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自己受容
悲しみや不安、無力感などを「今の自分の一部」として受け入れること。無理に前を向こうとせず、感じたままを認めることで心の安定が戻っていきます。それはあなたが自分を大切に扱おうとしている証拠でもあります。