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心のケア

ストレスを溜めやすい性格です。溜めないためにできることはありますか?

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ストレスを溜めないために、いちばん効果があるのはやっぱりストレスから離れることです。
離れるといっても、その方法はいろいろあります。

一番いいのは、ストレスのもとになっているもの自体から離れて、できるだけ関わらないようにすること。
でも、それが難しい場合もありますよね。
人間関係や仕事など、簡単に切り離せないことのほうが多いと思います。

だからこそ、できる範囲で距離をとる工夫をしてみてください。
もしストレッサーが「人」なら、必要以上に話さない、目を合わせる時間を減らす、物理的に離れて座る。
そんな小さなことでも大丈夫です。

また、「出来事」や「モヤモヤした考え」が頭の中でぐるぐるしているときは、
頭の中から離れる時間をつくるのが効果的です。
おいしいものを食べたり、お酒を飲んだり、気分転換に出かけたり、温泉につかったり。
そうやって意識を少しずつ外に向けていくことで、心の余白が戻ってきます。

火も、薪をくべなければだんだん小さくなっていくように、
ストレスも「考えない・関わらない」ことで静かに小さくなっていきます。

人の気持ちを大切にしたり、誠実に向き合う人ほど、無意識にがんばりすぎてしまうもの。
だからこそ、心が疲れているときは、自分にも同じくらい優しく寄り添ってあげてくださいね。

あなたはこんな一面が隠れていませんか?

誠実努力タイプ

人との関係や物事に対して、とてもまじめで誠実に向き合う傾向があるかもしれません。
責任感が強く、途中で投げ出すことができない性格だからこそ、ストレスも溜まりやすくなります。
心理学的に見ると、これは「内的コントロール感」が高い人に多く、できごとを自分の力で何とかしようとする傾向の表れです。
周りの状況や人の気持ちを敏感に察知できるため、無意識に気を張りすぎてしまうこともあります。
でもその誠実さや感受性の高さは、誰かを支えたり、安心を届けたりできる大切な強み。
少し肩の力を抜いて、自分にも優しさを向けてあげることで、その誠実さはさらに温かい形で生きていきます。

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