目標に向かって頑張りたいのに、どうしても思ったように行動できなかったり、進んでいる実感が持てなくて気持ちだけが焦ってしまったり。がんばりたい想いは確かにあるのに、気持ちがどうしてもついてきてくれない状態は、とてもつらいものですよね。
人は本来、失敗を強く恐れる生き物です。だからこそ、頑張れないときというのは、心が自分を守るためにあえてやる気を弱めようとすることがあります。
たとえば「本当はできるけれど、今回はやる気が出なかっただけ」と思える理由をつくり、精一杯努力して叶わなかったときのショックから自分を守ろうとしているんですよね。
その奥には、「頑張って失敗したら、自分の能力を否定されてしまうかもしれない」という深い恐怖や、過去に努力しても報われなかった経験が影響している場合もあります。
やる気がどうしても出なかったり、頑張れないときには必ず理由があります。だからこそ、まずは過去の自分とそっと向き合ってみてください。そのうえで心当たりがあるなら、「それはもう過去の出来事だから大丈夫だよ」「失敗しても大丈夫だし、今度はきっと成功できるよ」と、何度でも自分に優しく伝えてあげてくださいね。
そして、もう一つ大切にしてほしいのは、努力の「意味」を見つめることです。どれだけ仕組みを整えても、がんばるための原動力がなければ継続するのは難しいものです。
「なんのために頑張りたいのか」
「その目標の先に、どんな未来が待っているのか」
理想の未来をイメージするのは難しく感じるかもしれませんが、良かったらもう一度、初心に戻って振り返ってみてください。本当にやってみたいことが見えて、それにつながる道として今の努力があるのだと思えたとき、人は自然と前へ進む力が湧いてきます。
夢や「叶えたい気持ち」が見えてくると、頑張ることが少しずつ楽しくなっていきます。
どうか焦らず、自分のペースで進んでみてくださいね。
心から応援しています✨
あなたはこんな一面が隠れていませんか?
慎重に歩幅を決めたいタイプ
目標に向かって行動したい気持ちは強いのに、思うように進めない背景には、もしかしたら「慎重さ」という大切な特性が隠れているのかもしれません。
慎重な人は、未来を深く考える力があるからこそ、失敗へのイメージが他の人よりも少し鮮明に浮かびやすいと言われています。
心理学でも、真面目で責任感が強い人ほど「失敗したときの自分」を過大に評価してしまい、行動のブレーキになりやすいとされています。
でもその慎重さは、物事を丁寧に積み重ねられる人が持つ大切な資質です。
焦る気持ちがありながらも「どうしたらうまくいくか」を考え続けているあなたには、目標に向かう力がしっかり備わっていますよ。
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