Worries
お悩み相談室

仕事の悩み

最近、午前中と午後の仕事のやる気に波があります。午前中ほど機敏になれなくって困っています。

  • #やる気
  • #仕事
  • #疲れ

午前と午後でやる気に波があるのは、とても自然なことです。
人の体にはリズムがあって、力を発揮しやすい時間もあれば、少しペースを落としたくなる時間もあります。

最近その差を強く感じるのは、体や心が「ちょっと休みを取り入れてね」と合図を送っているのかもしれません。
知らないうちに生活のリズムが変わったり、気を張ることが増えたりすると、そうしたサインが出やすくなるものです。

考えてみると、それは一日を乗り越えるための“処世術”とも言えるかもしれません。
ずっと全力では疲れてしまうからこそ、午前はゆるやかに過ごして午後に備える。
そう思えば「午前中に重い=ダメ」ではなく、「午後に走るための助走期間」と意味づけできそうです。

もしできれば、作業の内容を時間帯に合わせて振り分けてみてください。
集中が必要なことは午前に、ルーチンや軽めのことは午後に。
波を“敵”ではなく“味方”として受け止められると、心も少し楽になるかもしれません。

また、ときには心理的な要因が関わっていることもあります。
「仕事そのものが憂うつに感じる」
「特定のタスクや人間関係を思うと重くなる」
そんな背景が隠れている場合もあります。

余裕があるときは「どんなときに特に重くなるのか」「大丈夫に感じる日との違いは?」と振り返ってみるのもおすすめです。
一言メモに残すだけでも、自分のパターンが見えやすくなります。

自分のリズムを知ることは、責めることではなく、自分を守る力につながります。
午前や午後の重さも、あなたを支える大事なヒントかもしれません。

どうか「うまくできない」と思うよりも、「自分を守ろうとしているんだ」と優しく受け止めてあげてくださいね。

あなたはこんな一面が隠れていませんか?

ペース配分タイプ

もしかするとあなたは、自分のエネルギーを無意識のうちに調整できる「ペース配分タイプ」かもしれません。
人は一日中ずっと同じ集中力を保てないものですが、あなたの体や心は自然にブレーキとアクセルを切り替えているように見えます。
心理学的にも、こうした自己調整の力は「持続可能性(サステナビリティ)」につながる大切な資質と考えられています。
午前の重さを助走期間ととらえる発想は、まさに自分を守りながら成果を出す力の現れです。
一気に走るのではなく、長く走れるリズムを作れること。それはあなたの大きな強みだと思います。

関連する心理学

Knowledge01

概日リズム

人の体は約24時間周期で眠気や集中力が変化します。午前や午後に波があるのは、この体内時計の自然な働きによるものです。

Knowledge02

エネルギー保存の原理

心理学的にも、人は長時間集中すると心身が疲労し、自然とペースを落とします。無意識に「助走期間」をつくるのは、持続するための賢い工夫なのです。

Knowledge03

自己調整

自分の状態を観察し、必要に応じてブレーキやアクセルを踏み分ける力のこと。午後に備えて午前をゆるやかに過ごすのは、まさに自己調整の一例です。

Knowledge04

感情と動機づけ

憂うつな気分や人間関係の影響は、やる気の波にも大きく関わります。「気持ちが重い」と感じるのは異常ではなく、環境に反応する自然なプロセスです。

Knowledge05

自己受容

「できない自分」を責めずに、「今の自分」をそのまま認める態度のこと。午前の重さを処世術ととらえる視点は、自己受容の実践につながっています。

Contact
お問い合わせ

サービスの内容や料金、導入に関するご質問は、こちらからお問い合わせください。
通常2〜3営業日以内にご返信いたします。