やり取りを読んでいて、思わずほっこりしてしまいました。
ついつい、きつい返事や素の言葉が出てしまうことってありますよね。
「いらん」と口にした瞬間は何でもないつもりでも、あとから思い出して胸がチクリと痛む。
そのあとに「後悔してしまう」という気持ちが生まれるのは、普段から旦那さんに優しく気づかっている証拠です。
本当にどうでもいい相手なら、そんなふうに心が動くこともないはずです。
きっと今回は、たまたま少し疲れていたり、気分がのらなかったりして、
言い方が強くなってしまったのかもしれません。
でも、日々の暮らしの中で旦那さんはきっと、あなたからの優しさをたくさん受け取っていると思います。
日常の何気ない一言やちょっとした仕草の中に、その思いやりは必ず積み重なっています。
そして、きつい言葉が出てしまったのは、あなた自身もがんばっていて、
その瞬間にほんの少しだけ余裕がなかったから。
誰だって、疲れているときにはやわらかい言葉ばかりを選べないこともありますよね。
だからこそ、旦那さんに気づかうのと同じように、どうか自分にもやさしくしてあげてください。
完璧じゃなくても大丈夫です。
きつい言葉が出てしまったとしても、後から「ごめんね」と思えたり、「大切にしたい」と感じられる気持ちがある限り、関係はやさしくつながっていきます。
どうかこれからも、ご自身を責めすぎずに、相手にも自分にもやさしい気持ちを少しずつ分けてあげてくださいね。
あなたはこんな一面が隠れていませんか?
思いやりタイプ
あなたは人との関係の中で、とても敏感に空気を感じ取る力をもっているのかもしれません。
少しきつい言葉を口にしたときでも、「しまったな」と心が動くのは、それだけ相手を大切にしているから。
心理学では、人にやさしく接しようとする人ほど、自分の言葉や態度に敏感で、後悔をしやすいと言われます。
でもその後悔は、決して弱さではなく「関係を大事にしたい」というサインです。
今回のエピソードからも伝わってくるように、あなたには相手を思いやるやさしさが、確かに備わっています。
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