ずっと一緒にいると、居心地の良さも感じる反面、少しずつ感覚がぼやけていって、「一緒にいて楽しいのか分かんない」と思うこともありますよね。
その迷いは「もうこの関係が嫌」というサインではなくて、むしろ「楽しい瞬間もあるけど、他の可能性も試してみたい」という前向きな気持ちの芽生えかもしれません。
だからといって、今一緒にいる3人との関係を手放す必要はありません。支えになってきた時間があって、安心感もあるからこそ「分からない」という感覚になるのだと思います。大切に思いながらも、少しだけ外にも目を向けてみる…そんな揺れはとても自然なことです。
人との関係は変わっていくもの。成長のなかで価値観がずれたり、前よりも話が合わなくなったりすることは決して珍しくありません。だから「こんなふうに思う自分はおかしいのかな」と責めなくて大丈夫です。
もしモヤモヤがはれないのであれば、新しい交友関係を積極的に作ってみるのも良いと思います。きっとそれはそれで、新しい発見がたくさんあるはずです。
今の関係も、これからの可能性も、両方を大切に。そして一番は、じぶんがどうしたいかを優先してあげてくださいね✨
あなたはこんな一面が隠れていませんか?
探究タイプ
人間関係に「仲がいいのか分からない」と迷えるのは、相手だけでなく自分の気持ちを丁寧に見つめられている証拠です。
心理学的にいうと、これは「メタ認知」といって、自分の感情や状況を一歩引いて客観的に考える力にあたります。
多くの人はなんとなく過ごしてしまう場面で、「この関係は自分にとってどうなんだろう?」と問い直せるのは大切な資質です。
そして、その問いは決してネガティブなものではなく「もっと自分らしく過ごせる関係を育てたい」という前向きな探究心から生まれています。
迷いながらも可能性を見つけようとするあなたの感性は、人とのつながりをしなやかに広げていける強みです
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思春期から青年期にかけては、「自分はどんな人間か」「どんな関係が合うのか」を探す時期です。価値観が変わっていくのはとても自然で、むしろ成長のしるしです。