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心のケア

仕事は自ら探せばいくらでもあるのに、くっちゃべっている同僚に腹が立ってしまいます。

  • #人生
  • #価値観
  • #自己肯定感

面白いテーマですね。
執着の根底にあるのは、不安と他人軸です。

お金に執着があると、「減るのが怖い」という気持ちから、使うときにもネガティブな感情が生まれやすくなります。
そして、「自分がそう思うなら相手も同じだろう」と無意識に感じてしまうため、仕事でお金を受け取るときにも、「本当は払いたくないんじゃないか」と考えてしまいます。

そうすると、「お金をもらう=悪いこと」というイメージがついてしまい、結果的に、お金そのものがネガティブな存在に感じられるようになります。

人間関係や「成功したい」といった概念的なことも、仕組みは同じです。
執着があると、「嫌われたくない」「すごいと思われたい」という気持ちが強くなり、どちらも動機は“他人にどう見られるか”という不安や他人軸になります。
そのため、評価されないと自信を失いやすく、努力が「他人の反応次第」になってしまいます。

一方で、執着の反対にあるのが「情熱」です。
情熱は、「好き」や「こうしたい」という“自分軸”から生まれるもの。

「仲良くなりたいから親切にする」
「誰かを幸せにしたいから仕事を頑張る」
そんなふうに、自分の中から自然に湧き出る動機で動けると、失敗してもそれを学びに変えられ、他人からどう思われるかにも左右されません。

人は無意識に「不快を遠ざけ、快を求める」ようにできています。
だからこそ、執着を手放して、少しずつ“信頼と情熱”で動けるようになると、人生は自然と軽やかに、うまく流れていくのだと思います

あなたはこんな一面が隠れていませんか?

安心バランス探求タイプ

がんばりすぎて心が張りつめる感覚に気づける、繊細さと観察力を持っている人かもしれません。
「期待」や「執着」が自分にどんな影響を与えるかを客観的に見直そうとする、メタ認知が働いています。
ときどき他人の評価に揺れやすい一方で、「自分はどう在りたいか」に戻る意志も育っています。
不安を減らし、余白をつくることで力を発揮できるタイプで、手放す実験を少しずつ重ねられる柔軟性があります。
だからこそ、流れを読み、必要なときに力を抜ける“自己調整力”は、あなたの大きな強みです。

関連する心理学

Knowledge01

承認欲求

人は誰かに「認められたい」「役に立ちたい」と思う気持ちを自然に持っています。この欲求が強くなると、他人の評価で自分の価値を決めてしまい、執着や不安につながることがあります。これは「人とのつながりを大切にしたい」という優しさの表れでもあります。

Knowledge02

メタ認知

自分の考え方や感情を少し離れた場所から客観的に見る力のこと。「いま自分、焦ってるな」「他人の目を気にしてるな」と気づける人は、感情の整理が上手です。この力があると、執着を手放しやすくなります。

Knowledge03

内的動機づけ

「人に褒められたい」ではなく、「自分が好きだからやりたい」という気持ちから動くこと。これは情熱の源であり、長続きしやすく、幸福感も高まると心理学で言われています。あなたの“やりたい”を大切にすることが、自然な情熱につながります。

Knowledge04

認知のゆがみ

人はストレスが強いと、「みんな自分を嫌っている」「失敗したら終わりだ」と極端に考えてしまうことがあります。この思考を少しやわらげ、「そうとは限らない」と捉え直すことで心が軽くなります。自分を責めやすい人ほど、誠実で責任感のある人が多いのです。

Knowledge05

自己受容

完璧ではない自分も、そのまま認めてあげること。「今の自分も悪くない」と思えるようになると、他人の評価に振り回されにくくなります。これは自然な感情であり、あなたの優しさや人間らしさにつながる大切な力です。

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