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人間関係

自分では気づかないうちに、人に優しく&尽くしすぎて、帰るとへとへとで、疲れて無気力になります。

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人に気をつかいすぎると、どうしても心が疲れてしまいますよね。
相手を思って行動できるその優しさは、とても素敵な力です。
まずは、そんな自分をたくさん褒めてあげてくださいね。

少しだけ意識してほしいのは、その「動機」です。
尽くす理由が、心からの愛情や思いやりからなのか。
それとも「自信がない」「嫌われたくない」という不安からなのかを、
そっと考えてみてほしいなと思います。

関係を保つために我慢を重ねてしまうと、
いつか心が限界を迎えて、怒りや悲しみが爆発してしまうこともあります。

本当の気づかいは、「いい関係でいたい」という自然な気持ちから生まれるやさしさです。
無理に“いい人”でいようと頑張る優しさは、
少しずつ心をすり減らしてしまいます。

まずは、気づかっている自分に気づくこと。
その気づかいが「相手のため」なのか、「自分を守るため」なのかを、そっと見つめてみてください。

必要な気づかいと、手放していい気づかいを分けることが、心を守る最初の一歩になります。

そして、気をつかってしまう背景には、本当は「自分が大切にされたい」「わかってほしい」という小さな願いが隠れていることもあります。

だからこそ、まずは自分にやさしくしてあげてください。
人と関わる時間を少し減らしてみたり、自分が自分にやさしくする時間を大切にしてみたり。
そんな小さな一歩から、心の元気は少しずつ戻っていきますからね。

あなたはこんな一面が隠れていませんか?

思いやりタイプ

人の感情にとても敏感で、相手の小さな変化にもすぐ気づける優しい感受性を持っています。
心理学では、こうした人を「高共感性タイプ」と呼び、他者の感情を自分のことのように感じ取りやすい傾向があります。
その分、相手の期待や気持ちを優先してしまい、自分の感情を後回しにすることもあるかもしれません。
「嫌われたくない」「迷惑をかけたくない」という思いが強いのは、実は人との関係を大切にしている証拠です。
本来あなたの優しさは、“我慢して出すもの”ではなく、“自然とあふれるもの”。
そのままの優しさで、人に安心やあたたかさを届けられる素敵な力を持っていますよ。

関連する心理学

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共感疲労

人の感情を強く感じ取りすぎることで、自分の心が疲れてしまう状態をいいます。特に優しさや共感力が高い人ほど、相手の感情を“自分のことのように”受け取ってしまいやすいのです。これは自然な反応であり、人の痛みを理解できるあなたの温かさの証でもあります。

Knowledge02

自己犠牲スキーマ

心理学では、自分より他人を優先しすぎる傾向を「自己犠牲スキーマ」と呼びます。幼いころに「我慢がえらい」「人のために動くのが良い」と学んだ人に多く見られます。それだけ思いやりが深く、人とのつながりを大切にする心を持っているということです。

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承認欲求

誰かに「ありがとう」と言われると、脳内で幸福ホルモン(ドーパミン)が分泌されます。そのため、「役に立ちたい」「嫌われたくない」と感じるのはごく自然な人間の反応です。人に必要とされたい気持ちは、生きる力のひとつであり、決して悪いものではありません。

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境界線

心理的な“境界線”とは、自分と他人の感情や責任を分けるラインのこと。優しい人ほどこの境界があいまいになりがちですが、明確にすることで人間関係はむしろ穏やかになります。自分を守ることは、相手を大切にすることにもつながります。

Knowledge05

自己への思いやり

「他人に優しくするように、自分にも優しくする」ことを意味します。落ち込んだときに「ダメだ」と責めるのではなく、「よく頑張ってるね」と声をかけてあげる。これは自然な感情のケアであり、あなたの優しさを持続可能にするための大切な力です。

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