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心のケア

自分に優しくする方法が分からずストレス発散できないまま溜めてしまい爆発します。

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自分に優しくするのって、難しいですよね。
「じぶんを大切にすること」は、じぶんの“好き”を叶えることと、“嫌い”を遠ざけることの二つがあると思っています。

まずは、じぶんの“好き”を叶えることについてです。
ストレスをため込み、ある日突然爆発してしまうのは、心の中に「我慢」が少しずつ積み重なっていくからです。
我慢が重なるうちに、もう耐えられなくなって溢れてしまう。
それはとても自然なことでもあります。

ストレス発散が苦手な人ほど、「外に出す」ことが怖くなっていることがあります。
イライラや悲しみといったネガティブな感情はもちろん、本当は「やりたい」と思っていることに対しても、言いたいことを我慢したり、「やっぱり今日はやめておこうかな」と抑え込んでしまうことはありませんか。

だからこそ、まずは感情を外に出してみることから始めてみてください。
イライラしたときは誰かに愚痴をこぼしたり、クッションを叩いてみたり、泣きたいときは泣いていい。
好きなことややってみたいことがあれば、どんなに小さなことでも、遠慮なく叶えてあげてください。

我慢強い人ほど、心の声が小さくなりがちです。
その小さなサインを見逃さないように、日々の中で意識して耳を傾けてみてください。
感情を少しずつ出せるようになると、爆発する前に、じぶんの心に寄り添えるようになっていきます。

そして、もう一つ大切なのが“嫌い”を遠ざけることです。
どんなに感情を外に出しても、それを上回るようなストレスが続けば、また限界を超えてしまいます。
「嫌なものから離れたい」と思うことも、立派な“じぶんのしたい”のひとつ。
無理に我慢せず、嫌いなものを遠ざけることも、“好き”を叶えるのと同じくらい大切にしてあげてください。

最後に、爆発することは決して「悪いこと」ではありません。
見方を変えれば、それは「ずっと頑張ってきたじぶん」と「心が必死に支えてくれた証」です。
どうか無理をせず、そのときの感情に丁寧に寄り添ってあげてくださいね。

あなたはこんな一面が隠れていませんか?

自己抑制タイプ

あなたは、感情や欲求を自分の中で丁寧に整理しようとする、とても理性的なタイプかもしれません。
人との関係や周囲の空気を大切にしすぎるあまり、自分の本音や「やりたいこと」を抑えてしまうことがあるようです。
心理学的には、これは“自己抑制”と呼ばれ、他者との調和を保つために自分を制御する力が強い人に見られる傾向です。
ただ、その制御が続くと、心の中にエネルギーが溜まり、ある日一気に噴き出してしまうこともあります。
けれど、それは裏を返せば「まわりを気遣い、責任を持って生きている」という誠実さの証。
あなたの中にある優しさと真面目さは、人に安心感を与える大切な強みです。

関連する心理学

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自己抑制

自分の感情や欲求を我慢し、社会的に望ましい行動を選ぼうとする傾向のことです。人との関係を壊したくない、波風を立てたくないという思いから生まれやすい反応です。これは他者への思いやりの裏返しでもあり、あなたの誠実さや協調性を表しています。

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感情の抑圧

悲しみや怒りなどの感情を「感じないように」したり、押し込めてしまうことを指します。短期的には心を守る働きがありますが、長く続くと心のエネルギーが消耗してしまいます。これは自然な防衛反応であり、まずは「そう感じる自分を否定しないこと」が回復の第一歩です。

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自己決定理論

心理学では、人が幸せを感じるためには「自分で選んでいる」という感覚(自律性)が大切だとされています。我慢ばかりが続くと、この自律性が奪われてしまい、ストレスが増えやすくなります。自分の「やりたい」「好き」を叶えることは、心を整える自然な自己回復です。

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感情のカタルシス

涙を流したり、誰かに話したりして感情を外に出すことで、心理的な解放が起こる現象です。怒りや悲しみを“出す”ことで、心のバランスを取り戻せることがあります。これは弱さではなく、心が自分を癒そうとする健全な働きです。

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自己受容

「できる自分」も「できない自分」もそのまま受け入れる力のことです。完璧を目指すよりも、「今の自分を理解してあげる」ことで、心に安心が生まれます。これは自然な感情であり、あなたの優しさや回復力につながる大切な強みです。

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