Worries
お悩み相談室

人間関係

小さなことでイライラしてしまって、ほとぼり冷めるとイライラした自分に嫌気がさす繰り返しです

  • #ストレス
  • #怒り
  • #我慢

感情のコントロールは、なかなか難しいですよね。
小さなことでイライラしてしまうのは、じぶんにとって実は“小さなことではない”のかもしれません。

「怒るのは悪いこと」と感情を抑え込もうとすると、心はどうしても苦しくなってしまいます。
イライラしてしまうのは、心の中に「大切にしたいもの」があるからです。

たとえば、「ちゃんとやりたい」「わかってほしい」「穏やかに過ごしたい」
そんな当たり前の願いが、ふと脅かされたように感じたとき、心は反射的に“防衛”として怒りを出します。

ついイライラしてしまうのは、「自分の大切な部分を必死に守っている」状態。
それは悪いことでも、弱さでもありません。
むしろ、それだけじぶんを大切に想っているサインでもあります。

ほとぼりが冷めたあとに「なんであんなに怒ったんだろう」と嫌になるのは、本当は誰も傷つけたくない優しさを持っているからです。

だから、怒ってしまった自分を責めるよりも「穏やかでいたかったんだな」と、その願いを見つけてあげてくださいね。
じぶんを責める声の奥には、「優しくありたい」という願いがちゃんと生きています。

感情は、抑え込もうとすると必ず反発します。
だからこそ、怒りを感じたときにはまず「じぶんは何に怒っているのか」「何を大切にしたかったのか」
その気持ちを静かに見つめてあげてくださいね。

そして最後に、イライラしてしまうのは、余裕がない状況のときがほとんどです。
感情を見つめ、心に少し余白をもたせてあげると、自然とコントロールできる力が戻ってきます。

ゆっくりと休む時間も大切にして、どうかじぶんにたくさん寄り添って、たくさん甘やかしてあげてくださいね

あなたはこんな一面が隠れていませんか?

繊細なバランスタイプ

あなたは、周囲との調和や自分の理想とのバランスを大切にする人かもしれません。
心の中に「こうありたい」「こうしてあげたい」という基準がしっかりあるため、ほんの小さなズレや違和感にも敏感に気づける感受性を持っています。
心理学でいう“自己統制感”が強く、無意識のうちに自分を律して頑張りすぎてしまう傾向も。
でもその裏には、物事を丁寧に見て、人を思いやる力があるということ。
あなたのその誠実さと気づく力は、周りに安心を与える大きな強みです。

関連する心理学

Knowledge01

感情の二次反応

最初の「怒り」のあとに「そんな自分が嫌だ」と感じるのは、感情の二次反応と呼ばれます。怒りそのものよりも、「怒ってしまった自分をどう見るか」で心が苦しくなるのです。

Knowledge02

防衛機制

イライラは、心が自分を守ろうとするときに働く自然な防衛反応です。攻撃ではなく、「これ以上傷つきたくない」という心のSOSなんです。

Knowledge03

自己統制感

イライラした後に落ち込むのは、普段から「感情をうまく扱いたい」と感じている証。心理学的には、自己統制感が高い人ほどこのギャップで苦しくなりやすいといわれます。

Knowledge04

内的基準

「こうあるべき」という基準が高い人は、自分にも他人にも誠実で責任感が強いタイプです。その分、少しのズレや不一致にも敏感で、自分を責めやすくなってしまいます。

Knowledge05

自己受容

怒る自分も、落ち込む自分も「自分の一部」として受け入れる力のこと。完璧に感情をコントロールすることよりも、「そう感じても大丈夫」と思えることが回復の第一歩です。

Contact
お問い合わせ

サービスの内容や料金、導入に関するご質問は、こちらからお問い合わせください。
通常2〜3営業日以内にご返信いたします。