朝に目は覚めているのに、体がなかなか動かないまま午前中が過ぎてしまう。
そんな日があると「またダメにしちゃった」と思ってしまうこと、ありますよね。
でもね、それは「ダメ」な時間ではなくて、ちゃんと体を休ませている時間でもあるんです。
休めているからこそ、平日を頑張れたり、人と過ごせたりする。
そう思うと、午前中の静かな時間は決して無駄ではなく、大切な充電のひとときなのかもしれません。
「朝から動ける人がえらい」というわけではなく、人それぞれのリズムがあります。
昔の暮らしを思い浮かべると、朝に見張りをする人もいれば、夜に見張りをする人もいた。
どちらの役割もあったからこそ、みんなで生き延びられたんですよね。
だから、あなたにもきっと「あなたのリズム」があっていいんです。
もし午前中は休んでしまったとしても、午後にできたことをたくさん褒めてあげてください。
「午後から起きられた」「勉強できた」「運動した」
どんなに小さなことでも、それはちゃんと一歩になっています。
休めるときは安心して休んで大丈夫。
そして動けそうなときは、自分のペースで進んでいきましょう🌸
あなたのリズムを大事にしてくださいね。
あなたはこんな一面が隠れていませんか?
やさしさで頑張り屋タイプ
朝に起きられないときに「ダメだ」と感じてしまうのは、それだけ自分に高い期待を持っているからかもしれません。
心理学的にみても、理想と現実の差に敏感な人ほど、物事に真剣に向き合いやすいと言われています。
その敏感さは「もっと良くしたい」という向上心のあらわれ。
あなたは自分には厳しい一方で、人の小さな努力や前進に気づける細やかなやさしさを持っている人です。
そのまなざしは、周りに安心やあたたかさを与えられる大切な強みになっています。
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